公園に潜む危険からわが子を守る【わが家の大失敗から学ぶ】

子育て

公園で子どもたちを遊ばせることは、成長と自立、ストレス解消のために欠かせないものです。

しかしながら、遊具からの転落事故が後を絶たないなど、危険が潜んでいることも事実です。

子どもたちの自立を妨げないようにしつつ、大きな危険からは守ってあげたいものです。

この記事では、そんな方法について、考えてみました。

小学校就学前の子どもを前提に考えています。

背景からお話ししますと、以下のようなツイートをしました。

親として、二度とこのようなことを起こさないようにしなくてはならないと思います。

それでは、どうしたらいいのでしょう。遊具のあるところに行かないのが正解なのでしょうか?

公園の遊具で遊ばせることは、多少の危険を体験する遊びなのでしょう。

そんな経験を一方的に奪ってしまうことが正解なのでしょうか?

今回、いろいろと考えさせられたので、まとめてみることにしました。

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公園に潜む危険

まずは、公園にある危険について整理してみました。

ほかにも、皆さんの経験や思いつくことがあれば、コメントを寄せていただければ幸いです。

複合遊具

複合遊具とは、階段やはしご、吊り橋、滑り台などがセットになった、比較的大型の遊具です。

大きな公園に行くと、最近では必ずと言っていいほど、設置されていますね。

「高いところに柵がない」などは論外ですが、そうでなくとも危険は潜んでいます。

以下の箇所に特に注意してください。

  • 階段とはしご・のぼり棒など、複数の登る手段が用意されているもの
  • はしごやのぼり棒・階段などのすぐ上に、階段や段差のあるもの

階段のところで見守っていても、はしごやのぼり棒側に転落されたら手出しできません。

今回、わが家が経験したことは、まさに、これを原因としています。

  • 階段とはしごが設置された複合遊具で遊んでいた
  • 階段を登りきったところの左手にはしご、右手に高めの一段があって、その先に滑り台があった
  • 息子は、滑り台を目指していたが、滑り台に物怖じして、高めの一段を降りたところ、勢い余ってはしごの方から落下
  • 夫は、階段側についていたが、反応できず

小中学生のボール遊び

小中学生は公園でボール遊びをすることもあるでしょう。

ソフトボールやゴルフなんかは禁止されているかもしれませんが、ドッチボールをしたり、バレーボールをしたり、バスケットボールをしたりする小中学生をたくさん見かけます。
中には、禁止されているボール遊びをしている子もいるかもしれませんね。

例えば、中学生が投げるバスケットボールが、小さなわが子の頭にでも当たったら、ただでは済まないかもしれませんね。

これも、とても怖いものです。

Photo by Alessandro De Bellis on Unsplash

小中学生の鬼ごっこ

小中学生が公園で鬼ごっこをすることは、当たり前のことでしょう。何も悪いことではありません。

ただ、小さな子供を連れていると、注意が必要です。

鬼ごっこに夢中になってくると、周りが見えなくなってきます。

特に小学生は、まだ、周りに配慮できる力があるとはいえません

体の大きな子が全力で走ってきて、わが子にぶつかりでもしたら

とてもハラハラする状況です。

小中学生の自転車

覚えたての自転車を乗り回している子たちも多く見かけます。

中には、ウイリーしたり階段を駆け下りたり、自転車で鬼ごっこしたりと、無茶な運転をしている子も見かけます。

彼らも、また、遊びに夢中だったり、友達との会話に夢中だったりして、小さなわが子に気付かずにぶつかってしまうかもしれません。

当然、ただでは済まないでしょう。

階段・斜面・崖

公園の敷地内や、敷地との境目に、急な斜面や崖があったりすることもあります。

なぜか子どもたちは、そういった危険なところに喜んで向かっていきませんか?(わが家だけ?)

崖っぷちに立って、下をのぞき込むわが子の手を掴むのですが、息子は自由になりたくて、何とか手を振りほどこうとしたりします。

でも、2メートル下のコンクリートに落ちられるわけにはいきません。

外の道路

公園で遊んでいたのに、突然走り出して、公園の外に向かうわが子。

外は、すぐに道路があります。

近所の人たちが使う生活道路とは言え、抜け道に使う車も多く、結構危険な場所です。

親としては、子どもに引っ付いてウロウロするわけですが、これがなんとも、「ヘリコプターペアレント」っぽくて嫌なんですよね。

ヘリコプターペアレントとは、上空を旋回するヘリコプターのごとく、子供のそばで管理、干渉し続ける親のこと。

https://allabout.co.jp/gm/gc/457051/

危険から子どもを守る方法

いくつか、公園に潜む危険を考えてみたところで、どうやって子どもたちを守っていくか考えてみましょう。

なるべく近くで見守ることが前提

あまりにもベッタリになってしまうと、親も大変ですし、子どもたちの自立心にもいい影響があるとは思えません。

わが子の周囲に危険がないか(はしごの真上付近に立っている、すぐ横で小学生が鬼ごっこをしているなど)、常に把握しつつ、大きな危険が近づいている時には、なるべくソバにいるようにしましょう。

Photo by National Cancer Institute on Unsplash

ただし、あなたは遊具の下で待っていて、比較的平坦な階段を登ったわが子が、はしごの真上付近に移動してきたりする場合もあるでしょう。

そんな時は、はしごの下で構えておくと安心かもしれません。

慌ててわが子のところに行こうとすると、ママと鬼ごっこをしようと勘違いしたひょうしに、はしごから落ちてしまうかもしれません。

慌ててそばに近づかず、転落する確率が高いところに陣取ることも視野に入れておくといいと思います。

子どものコンディションも原因の一つになるかもしれません

子どもたちのコンディションにも気を付けておきましょう。

特に、以下の場合は、子どもたちの足元もふらつきやすいので、注意が必要です。

  • 眠い時(普段お昼寝したりする時間帯、少し寝不足の時、寝起きの時など)
  • お腹がすいている時
  • のどが渇いている時

いつもよりも、気を付けて見るのがいいと思います。

家に帰ろうとすると、ぐずるかもしれませんが、うまく帰宅させることも考えた方がいいかもしれませんね。

公園を避ける・遊具を使うことを禁止する

危険個所が多そうであれば、近づけないことも考えるといいでしょう。

危険個所がソコソコある複合遊具の上で、小学生がボールを投げあいながら鬼ごっこをしている時などは、近づけないに越したことはありません。

Photo by Mick Haupt on Unsplash

ただ、上の子がドンドン高いところに登って行ったりすると、下の子を止めることはとても難しいでしょう。

たぶん、癇癪を起して大騒ぎすると思います。抱きかかえたところで大暴れです。

そういう時に限って、上の子が、公園から脱走したりするんですよね…。

以下のループに陥るくらいなら、禁止せずに、ベッタリついていった方がいいかもしれませんね。

  1. 上の子はスラスラと複合遊具に上っていくが下の子には危険がいっぱい
  2. 下の子に複合遊具で遊ぶことを禁止する
  3. 下の子は癇癪を起して大暴れする。手を離すと遊具に登ろうとする
  4. 上の子の状況が全く把握できなくなる

ただし、すべての危険から守るのは考えもの

もちろん、子どもたちを大きな危険から守らねばなりません。

重大な事故が起これば、生命にも危険が迫ってしまうようなことも起こり得るでしょう。

とはいえ、子どもたちは公園の中にある小さな危険から、多くのことを学んでいることも事実でしょう。

多少の冒険は必要です。

そんな経験を、親の不安感から、一方的にすべてを奪ってしまうのは避けた方がいいでしょう。

大事故が起きないように、大きな危険がある時は、そこを避けたり、ベッタリと引っ付いて付き添うことも必要でしょう。

ただ、そこらへんで転んで、多少のかすり傷を作ることは、最初から織り込んでおいた方が、おおらかに遊ばせられると思います。

まとめ

わが子を危険から守ることと、子どもたちの冒険心や自立心を育てることはトレードオフ(引き換え)になりやすいです。

私たち親は、大きな事故から子どもたちを守りつつも、過保護にならないようにすることが求められているのでしょう。

手出しは最低限としつつも、大きな危険が迫っている時は躊躇なく手を出すバランス感覚を養っていかないといけませんね。

一緒に頑張りましょう!

(参考記事)

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