今、差し迫ったイライラはありませんか。
もし、あるのであれば、↓の記事を先に読んで、緊急的な対処をお勧めします。
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さて、こちらの記事では、余裕がまだあるうちに、人格的な安定性を確保しておくための考え方の習慣を紹介しておこうと思います。
多少コンディションが低下していても、一度自覚しておくと、イライラして爆発することを避けやすくなりますので、ぜひマスターしてください。
対処法1:ビジョンを思い出す
イライラして子どもを怒鳴りつけたい衝動に駆られるたびに、ビジョンを思い出すようにしています。
私の目的は、「大きな怒鳴り声」を使ってこの子を言いなりにすることか? そうではない。 「自分のペースで、自分の人生を楽しむこと」を支援したいのだった。 時間がないが、とりあえず、怒鳴るのはやめておこう
ビジョンってあまり考えたことないなぁという方は、以下の記事を参照くださいませ。
子育てに余裕を持つ方法(ビジョンを意識する⇒意志が強くなる)
対処法2:相手目線で考える
息子が風呂場で蛇口に手を当てて、水を飛ばすのにハマっていた時期がありました。
湯船につかっている夫の顔に水をかけていたようです。
夫としては、
- 水道代とガス代がどんどん上がるので、経済的にもエコ的にもよくない
- 水をかけられて、バスタイムが落ち着かない
そんなわけで、夫はイライラし始めていたようですが、ふと何やら独り言を言い始めました。
息子よ、楽しそうだな。今、どんな気持ちでそれをやっているの? ・水が飛ぶのが面白いの? ・手に当たっている感覚が面白いの? ・水の感触を味わっている? ・温度感はどう? ・水の軌道が不思議なの? ・放物線を描いて飛んでいくことを学んでいるの? ・手のひらの角度や蛇口に押し当てる力加減で水の軌道をコントロールできるのが楽しいのか? 水とガスがもったいなくはある。 とはいえ、この世界の道理を学ぶ上で、必要だから、今それをしているのか? 物の理(ことわり)が知りたいのか、それとも本質が知りたいのか。 それなら、父としてはあえて邪魔することなく見守っておこう。 洗面器をかぶっているから、君の顔は見えないけれど。
息子にとって、今この時に、蛇口の水をまき散らすことが必要なことだと考えたと言っていました。
必要なことをしているのなら、なるべく邪魔をしないでおこうと思ったみたいです。
相手の目線で考えてみると、意外とイライラ感は消えていったと話していました。
対処法3:刺激に対する反応を選択できることを知る
私たちはカッとなると、「自分の意志とは裏腹に」、「つい」、大きな声を出したりしてしまう。
と思いがちですが、何らかの刺激(子供の言動)に対して、自分がどんな反応をするのかということは、本当は自分で選んでいます。
アドラー心理学では、大きな声を出したり、イライラ感を出したりすることは、私たちが、そうすることで、家族をコントロールしようとしていると説いています。
アドラーを支持する/しないは別としても、確かに、大声を出せば、子どもが言うことを聞くかな。とか、イライラ感を出しておけば、夫が動くかな。とか期待しているフシはある気がします。
大きな声を出したり、イライラ感を出すと、その場では家族が動いてくれるかもしれません。
しかし、長続きしませんし、家庭の雰囲気は悪くなり、尾を引いたりするので、これは選択しない方がいいと思います。
ですから、イライラする出来事があっても、冷静でいることを選び取っていきたいものです。
まとめ
今のあなたが差し迫ったイライラ状態にある場合は、こんなことを考え始める余裕はないと思います。
しかしながら、一度意識することができたら、イライラを爆発させる前に、気持ちを落ち着かせる一助となると確信しています。
よかったら試してみてくださいませ。
皆さんの生活が穏やかになりますよう!
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