しばしばとりだたされる、「通勤時間VS家賃 論争」ですが、
最重要ポイントはソコじゃない!
と、考えています。
私が実際に上京後3年目に、引っ越した時の思考回路を共有します。
あなたに合ったエリアを決められる手助けになります!
この記事は、こんな方のお役に立てると思います。
- 引越しを考えているけど、住む場所が決まらない方
- 特に上京予定の方は必見です!
この記事の内容はざっくりこんな感じです。
- 前提として電車通勤を想定(都内勤務を想定)
- 「通勤時間 VS 家賃」なんかより重要なポイントを紹介
- 物件選びの具体的な方法を紹介
- 実際に東京都内に通勤する想定で事例を紹介
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「通勤時間vs家賃」論争より重要なことがある
この論争は、表面的には
- 【時間重視】ストレスと無駄な時間を減らしたい
- 【家賃重視】お金を節約したい
というハナシになるでしょう。
ただ、都心部でも安い物件はあるわけですし、通勤時間が長くても、過ごし方によっては、高ストレスで無駄な時間とも限らないわけです。
いかに、費用を抑え、ストレスと無駄な時間を減らしていくか。
これを考えていくのが重要だと思っています。
冒頭でも述べたとおり、「家賃VS通勤時間」が最重要ポイントではありません。
本記事では、重要なポイントを念頭に置いたうえで、住むエリア選びの方法を考えていきます。
【結論!】物件選びの最重要ポイントとは
いきなりですが、最重要ポイントを紹介します。
乗換えがないこと(勤務先最寄り駅沿線から物件を探す)
その上で、予算と折り合いを付けつつ、時間とストレスをマネジメントすることをおすすめします。
では、中身を深堀していきます。
乗換えを絶対に避けるべき理由
ストレスの観点から乗換えは避けるべきです。
以下のような理由があります。
- 乗換え前の電車で読んでいた本などへの集中力が途切れる
- 疲れて立ったまま寝ていたいのに、降りて歩かされる
- 仮に座れていたとしたら、その席を他人に譲渡さなくてはならない
- 人をかき分けて、電車からいったん降りなくてはならない
- 雑踏の中を、人にぶつからないようにノロノロ歩かなくてはならない
- 乗換える電車を待たないといけない
- 乗換える電車に乗る時も、また、人をかき分けて乗らなくてはならない
ちなみに、東京駅で京葉線から東海道本線に乗り換えようとすると500m以上歩かないといけないそうです。考えただけでもツライですね。
【参考】都心部でびっくりしたこと
ご参考です。地方から上京した時に驚いたことです。
都内では、電車通勤に大きなストレスがかかりますが、その根拠となる体験です。
- 人が多い。災害でもあったのかというくらいに人がいて、思う方向に進めない
- 電車が来てもこぶし二つ分くらいしかスペースがあいていない。そしてそこに5人くらい乗る
新型コロナの影響やテレワークの普及で変わったとは思いますが。
地方に比べると想像もしなかったストレスフルな環境でした。
具体的な物件の探し方(思考回路を紹介)
- 予算を決める
- 物件の条件を決める
- 勤務先最寄り駅の沿線沿いで物件を探す
- 乗車時間が許容可能か考える
- 住環境をリサーチ
予算を決める
まずは、月々いくらまで支払えるのかを考えましょう。
物件を見ていると目移りします。
「6000円オーバーだけど、この物件がいい。ここにする!」
なんて、よくあることですから、少し厳し目に予算を考えておきましょう。
物件の条件を決める
次に決めておくのは、物件の条件です。
具体的には、
- 間取り(1Rでいいとか、2LDKがいいとか)
- 広さ(都心部だと超狭い物件もあります。安いので好きですが)
- 築年数(新しさですね)
- セキュリティー(オートロックでないといろんな勧誘が来たりします)
- 駅までの距離(駅までバス●分みたいなのに騙されないように。乗換は×です)
これは、希望する条件と譲れない条件を分けて考えておきましょう。
勤務先最寄り駅の沿線沿いで物件を探す
繰り返しになりますが、
「勤務先最寄り駅の沿線沿い」で探してください。
「乗換えする生活」と「乗換えしない生活」ではストレスの量が全然違います。
同じ条件なら、離れれば離れるだけ家賃は下がっていきます。
予算に収まる物件を探していきましょう。
不動産屋さんに行けば、お店の人が探してくれるので、とても楽でした。
むしろ、賃貸サイトで頑張って探す方がめんどくさいとさえ思ってしまします。
また、オンラインで相談できる不動産屋さんもあるので、試しに使ってみるのもいいかもです。
実際に行かなくても、チャットで相談という手もあります
乗車時間が許容範囲か考える
物件に目星がついたら、乗車時間を再確認しておきましょう。
乗換がないとはいえ、長時間、通勤ラッシュに揉まれるのはとてもしんどいものです。
住環境をリサーチ
ここまでクリアしたら、ほぼほぼ決まったようなものですが、住環境もリサーチしておきましょう。
若い女性の一人暮らしや、お子さんがいる場合は、治安などもリサーチしておきましょう。
「飯田橋 治安」とかで検索するといいと思いますが、いくつか検討したエリアを実際に歩き回ったほうが、つかめると思います。
しばらく住む場所を選ぶのですから、手間をかけたほうがいいですよ。
ホテルのサブスクを使って、住みながら住環境をリサーチする方法です。
ホテルのサブスク【hotelpass(ホテルパス)】を見る条件にあわないよーという方へ
しかしながら、●●駅周辺まで離れないといい物件がなかったけれど、満員電車に40分も乗れないよ。
なんてこともあるかもしれませんね。
「乗換えもコミで考えようかなぁ。。。」
待ってください。ダメ!ゼッタイ!!
そこで、次に裏技を紹介します。
地獄の乗換えに足を突っ込む前に立ち止まってほしいのです!
通勤時間の裏技
次に考えるのは、通勤時間のストレスを軽減し、有効活用する方法を考えること。
になります。
具体的には、座って通勤できるか。ということです。
座れることのメリット
座れることのメリットはこんなに大きいです。
- ラッシュ時に人に押されてもみくちゃにならなくて済む(正直、電車が満員でも平気)
- 電車が揺れても人が倒れ掛かってこないし、誰かにぶつかる心配もない
- なにより、立って乗るより楽である
- 本を読んだり、スマートホンを見るときに安心して両手を使える(吊革につかまる必要はありませんから)
- 小さなものなら、パソコンを使うことも可能
- 人によっては、ぐっすり寝ることもできる
どうでしょう。座れるなら絶対座りたいですよね。
座って通勤する方法
答えは単純明快です。
始発駅周辺の物件を探す
乗車時間は長くなりますが、始発駅周辺に住むと、毎朝、座って通勤できます。
たとえ1時間の通勤時間があったとしても、ギュウギュウ詰めで40分過ごすよりはずっとマシだと思います。
長い通勤時間をどう過ごす?
乗り換えなしで座って通勤できたら有効活用が可能です
本を読む、ラジオを聞く、など自己研鑽の時間に使えそうですよね。
自宅で過ごすよりは質の低い時間になるでしょうが、有効活用することは可能です。
時間の使い道を定められれば、通勤時間が長くても問題ないと考えています。
なお、行きは始発でないと都心部までほぼ座れませんが、帰りは、乗り降りが激しく意外と数駅で座れたりします(東京駅で乗って秋葉原で座れるみたいな感じ)。
心身の負担を考える
座って乗っていれば、通勤ラッシュも怖くありません。
ギュウギュウ詰めの電車で人ごみに押される時間が0であることは、大きな魅力だと思います。
通勤ラッシュに揉まれる時間が許容を超えてしまう場合は、始発駅からの通勤に目を向けてみましょう。
とはいえ、座って寝ていたとしても、負担が0ではないでしょう。
電車の中でおなかが痛くなりがちな人は、賃貸物件の条件を緩めて、近場を狙った方がいいかもしれません。
それ以外の方なら、いっそ始発駅まで離れてしまう方が良いでしょう。
【事例の検証】上京者必見 勤務先「溜池山王/国会議事堂(東京都)」を例にして考える
さて、具体的な事例をもとにどんな街に住みたいか考えていきましょう。
勤務先最寄り駅が「溜池山王(東京都)」であることを想定して考えていきます。
いくつかのエリアを比較してみましょう。
- 【近距離・乗換0回】後楽園(南北線)周辺
- 【中距離・乗換1回】妙典(東西線)周辺
- 【遠距離・乗換0回】我孫子(千代田線)周辺
- 【参考】溜池山王に住んだとしたら?
- (まとめ)各エリア比較一覧
(比較情報について)
●2022.2時点当サイト調べ。
●定期券代は6か月分(通勤/通学)。
●1R(ワンルーム)はいずれもユニットバス
●以下の物件は除外
・事故物件と思われるもの
・築50年以上
・駅徒歩15分以上
・バス・トイレなし
・極端に変わった間取り<私の主観(汗)>
●掲載した物件情報は比較的安いもの
後楽園の賃貸物件 乗り換えなし 10分
東京ドームの近くです。
こんなところに人が住んでいるの?と思ってしまいがちですが、意外と多くの方が住んでいますよ。
イオン系のスーパーがあったり、商店街があったり、個人的に大好きな街です。
(実は、以前住んでいました。近所のおばあちゃんと仲良しになりました。笑)
通勤時間:10分(乗り換えなし:南北線)
通勤定期:38,450円(通学:21,010円)/6か月
1R家賃:6万円(築33年)
2LDK家賃:15万円(築42年)
溜池山王までなら、10分間満員電車に揺られたらつきます。
ストレスがないわけではないですが、たった10分なら我慢する間もないですね。
妙典の賃貸物件 乗換え1回 24分
都内へのアクセスも良いところです。少し離れているとはいえ、通勤時間は30分以内なので短い方だと思います。
静かな住宅街で、暮らしやすいと思います。
通勤時間:24分(乗り換え1回:東西線⇒(日本橋)⇒銀座線)
通勤定期:47,850円(通学:26,460円)/6か月
1R家賃:4万円(築32年)
2LDK家賃:8万円(築30年)
溜池山王までなら、16分満員電車に揺られた後、人ごみに流されながら乗換え、さらに8分満員電車に揺られることになります。
後楽園と比べると、ずいぶんストレスは大きいと思います。
※日本橋勤務だったらアリですね。乗り換えなしで16分耐えればいいので。私はギリギリ許容範囲です。
我孫子の賃貸物件 乗り換えなし 69分
都内への通勤時間としては珍しくはありませんが、前の二つに比べるとだいぶ長い印象です。
ファミリーが多くて、大き目のスーパーが駅前にあるなど、郊外ライフを満喫できる街です。
通勤時間:69分(乗り換えなし:常磐線・千代田線直通)
通勤定期:128,000円(通学:65,110円)/6か月
1R家賃:3万円(築31年)
2LDK家賃:7万円(築26年)
この駅は、始発駅であり直通で目的地まで行けます。
電車に乗ってからすぐに座ってしまえば、あとは目的地まで寝て過ごすことも可能です。
69分と長くはありますが、有効に活用できれば、大きなデメリットではありません。
【参考】溜池山王に住んだとしたら
住むところなんてなさそうですが、物件はあったので、参考までに掲載してみます。
通勤時間:徒歩圏内
通勤定期:当然0円
1R家賃:8万円(築43年)
2LDK家賃:18万円(築45年)
電車に乗らなくていいのでストレスほぼ0で職場につきます。
ただし、スーパーらしいスーパーが近くに無いので生活するには少し気が引けちゃいますね。
(概要)3エリアを比較
独身の方なら、意外と近いところに住んでも家賃は現実的な価格のものがあったりします。
子どもがいるなら、都心部は家賃が高すぎるかもしれませんね。
まとめ
それでは、記事の内容を踏まえて、エリア選びを考えていきましょう。
あえてオススメするなら
〇残業が多い方⇒都心部で乗り換えなしの物件を選ぶ
〇残業が少ない方⇒乗り換えなしの始発駅に近い物件を選ぶ
といったところでしょうか。
とは言え、頻繁におなかが痛くなる人に、郊外の始発駅は勧められません。
大事なことをもう一度おさらい
通勤時間は、無駄な時間とストレスとの戦いです。
以下のポイントを押さえて、これらを軽減していきましょう。
- 乗換えのない経路を選ぶ⇒乗換えストレスは思ったより大きいです
- 座るために始発駅を選ぶ⇒ギュウギュウ詰めより時間が長いほうがマシです。有効活用もできます。
都心部に住んだ体験談は、また別記事にのせてみますが、以下のことは誤解なきよう。
- 都心に近くても、条件を緩めれば安い物件はあります。重要なことは自身の価値観に合った物件に住むことだと思います。
- 都心部は自動車が不要です。駅まで車が必要な郊外の物件だと自動車の維持費等がかかります。家賃が安ければいいというものではありません
- 都心部でも静かなところもありますし、郊外でもトラックがうるさかったりします。一概に判断できません。現地を見た方がよいです。
- 都心部にもスーパーはあります。意外と学校もあるので、生活に困ることはないでしょう。
- 上京される方への一番のオススメは安価なシェアハウスに住んでから、じっくり部屋探しをすることです(初期費用50~60万円支払って失敗するのは正直つらすぎます)
- シャアハウスが苦手なら、ホテル暮らししながらの部屋探しもオススメ(初期費用50~60万円支払って失敗するのは正直つらすぎます)
みなさんの生活がストレスの少ないものになりますように
(参考記事)
引越し費用を少ない手間で、ほぼ底値まで落としたい方は、↓の記事を読んでほしいです。
引越しと言われても何をしたらいいか、ワケがわからなくなっているあなたへ
新社会人・新大学生で引っ越し予定の皆さんには、この記事の前に↓を読んでほしいなぁと思います。
物件選びにはじっくりと時間をかけるべきです。
余裕をもって、物件探しをするための裏技を紹介しています。
↓荷造りで気がめいっている方へ。
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