家では、夫が楽している気がしませんか。
名もなき家事も含めて、完璧に平等・公平に分担したいのに、なんだかモヤモヤしちゃいます。
この記事ではそんなモヤモヤを解消する考え方を紹介したいと思います。
平等・公平に分担できればスッキリする気がしますが、他にもいい方法があります。
この記事では、もっと効率的・効果的に満足度を上げる分担の考え方を紹介しています。
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数値化して、平等・公平に家事分担する戦略(難易度高)
完璧に家事分担をする方法を考えていきましょう。
すべての家事を洗い出して、負担度を数値化していく(途方もない作業)
- エクセルに名もなき家事も含めてすべての作業を洗い出す
- すべての家事に、かかる時間と難易度を見ながら、負担度を書き出していく
- これらを、夫婦で平等になるように分配する
家事名 | 負担度 | 担当者 |
ゴミ箱からゴミを集める | 15 | 妻 |
集めたゴミをゴミ捨て場に持っていく(ゴミ運び) | 5 | 夫 |
ゴミ箱に袋をかける | 10 | 妻 |
一週間の献立を考える | 35 | 妻 |
食材の買い物に行く | 55 | 妻 |
風呂掃除をする | 10 | 夫 |
・・・ |
抜け漏れはありませんか?
完璧にしたいなら、ただの一つでも漏らしてはなりません。すべてをピックアップしてください。
気が遠くなるような量の作業ですが、完璧とはそういうことです。
変化があれば、作業を更新して、分担を見直す(永遠に終わらない作業)
そして、、、全部終わっても完成しません。
家事はライフスタイルや家電の変化で変わっていきます。
その都度に、見直しが必要になります。
- 新しい家事が増えたら、シートに追記して分担を見直す(子どもの習い事の送迎など)
- 新しい家電の購入で負担度が減ったものがあれば適宜見直す(全自動洗濯機など)
膨大な時間をかけて、家事のリストアップして、膨大な時間をかけて負担度合いを数値化していきます。
そして、家事に変更があれば、速やかにアップデートしていきます。
永遠に家事分担は終わりません。私たちの人生が終わるその日まで見直しに追われることとなります。
平等では足りない。完璧な分担は公平さをも求める(ほぼ不可能な作業)
さて、公平を実現しようと思ったらもうひと手間あります。
- 夫と妻で得意不得意があるので、負担度は夫婦別に計算しなくてはなりません
- 家庭外でかけている負担度も数値化して、それぞれ足し上げていく必要があります
はい、私には到底ムリです。
公平・平等に家事分担をすることは無理そうな気がしてきました
やってられるかー!!って感じですよね。
- 作業の切り出しが無数すぎて無理。
- すべての作業に負担度を正確に定義するのも無理。
- 家庭外の負担度合いなんて主観でしかないから無理。
- 都度のアップデートはとてつもなくめんどくさいので無理。
圧倒的にコスパが悪いですよね。余計にやることが増えるだけです。分担なんかやめたくなります。
完璧に、平等・公平に家事分担をするなんて、イバラの道です。
私は違う方法を探したいです。
もっと簡単に満足度を上げる方法がある(Win-winを目指す)
さて、それでは私たちはどうしたらいいのでしょうか。
結論から申しますと、以下を胸に分担を考えていきましょう
- 現状に不満があるので、今よりもより納得できる形にしようと思うこと(感覚でOKです)
- 何度でも見直しをする(だから、少しくらい間違ってもいい)
- Win-winになることを目指していく
少しでも心地よい分担に変えていく
皆さんは、今、この現状に不満があるわけですから、家事分担の出発点として、今よりも良い形を目指していくことになるでしょう。
数値化しないので、感覚的なものになりますが、少なくとも、今よりは心地の良い分担にしていきましょう。
一度に大きく変えなくても大丈夫です。少しずつ変えていきましょう。
何度でも見直す。間違っても大丈夫
一発で、完璧な分担にしなくてはならないと考える必要はありません。
仮説を立てて、話し合って、PDCAを回して、何度でも見直せばいいのです。
だから間違ってもOKです。
Win-winを目指す
そして、絶対にやってほしいのは、「Win-win」を目指していくということです。
ちなみに、世界的名著「7つの習慣」を元に書いています。
すこし難しい本ですが、読んでみて損はないと思います。
この記事では、難しくならないように、なるべく簡単に書いています。
Win-winを目指すとはどういうことか
「Win-win」を目指すというのは、夫婦それぞれ両方にとって、よりよい結果となることを目指すというものです。
Winは勝つという意味ですから、両者ともに勝てている状態ということです。
詳しく見ていきましょう。
Win-winを目指さないと家庭は戦場に。やがて壊れてしまう
夫婦で「Win-win」を目指すことを忘れてしまっていたらどうなるでしょう。
Win-winではない状態として、代表的なものは「Win-lose」でしょう。
スポーツをはじめとする、世の中の勝負事はほとんどがこの「Win-lose」に当たります。
この「Win-lose」を家庭に持ち込むとどうなるのか。
「私が勝てば夫が負ける」そんな家庭です。
相手を敵とみなして、資源を奪い合ったり、労苦を押し付けあって、自らの利得を最大化する行動です。
互いに足元をすくわれないように、守りに入ります。
そこでは、「協力すること」が失われていきます。
家庭内に漂うのは、常に緊張感です。ストレスの大きな家庭です。
Win-winになるとどうなるの?
それでは、「Win-win」が根付いているとどうなるのでしょう。
結論としては、
- 互いに協力し合うので、少ない負担で、大きな成果が得られる
- 無駄な緊張感のない家庭ができる
- 不平や不満を感じにくい家庭になる
ということにつながっていきます。
両方とも「勝つ」ことを目指していくわけですから、互いはライバルではなく、協力者となります。
協力者とは争う必要はないので、↓の緊張感は不要です。
- 相手を倒すために虎視眈々とチャンスをうかがう必要もなければ
- 足元をすくわれないように細心の注意を払う必要もありません
そして、あなたは自己犠牲で夫に尽くす必要もないので、
- 不必要な不平・不満も感じなくていいので気持ちが楽です
もちろん、夫婦で協力して物事に取り組んでいくので、少ない負担で最大限の成果が上がるでしょう。
例えば、きれい好きな夫が部屋をキレイにしている間に、子供好きなあなたが子どもたちと遊べれば、子どもたちも楽しく過ごせるし、部屋もきれいになります。
こんな家庭を目指していきましょう。
あなたが目指してきたWin-win
と、ここにきて今さらですが、きっとあなたは、「Win-win」を目指してこれまでやってきたのではないかなぁと思います。
夫も忙しいだろうし、スキルも低いし…。
まぁ、私がやっとけばいいかなぁ。夫を勝たせてあげよう。
そんな、感じでしょうか。
そうすると、夫がどんどんそこにつけこんできています。だから公平・平等と思えないのです。
それで、あなたは今、「私は負けている」と感じています。
これは、「Win-win」ではなく「Lose-win」です。
「Lose-win」で生きていると、その場その場は丸く収まりますが、あなたの心身に負担がたまってきます。
ストレスの大きな生き方だと思います。
じゃあどうやってWin-winを目指すの?
「Win-win」を目指していくために、以下のように進めていきましょう。
- 【相手への伝え方のコツ】相手を尊重しながら自分の意見も言う
- お互いのためになる結果を探す
以下の記事にその方法を紹介しているので読んでみてください。
分担を頼みづらいと思っている方へ向けて書いたのですが、やることは同じです。
まとめ
家事分担を平等・公平にしたい気持ちはわかります。
まじめで公正なあなたは、きっとそこを目指したいのでしょう。
でも、完全に平等・公平な関係にたどり着くのは、とてもハードルが高く、苦労も多いです。
そして、随時の見直しが必要ですから、苦労に見合う成果が出ません。
私のおススメは、Win-Winになるように、少しずつ軌道修正していくことです。
あなたの、家事分担が少しでもストレスが少なくなりますように。
【ミニメイドサービス】(参考記事)
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